スタディサプリにはビジネスマン向けのコースがあります。
以下がその2つです。
- TOEIC対策コース:TOEICの点数をアップしたい人向け
- ビジネス英語コース:ビジネスの場で使えるフレーズを学びたい向け
それぞれ目的が違います。
この違いについて触れておきます。
スタディサプリにあるビジネスマン向けの英語コース
TOEIC対策コース
TOEIC対策コースで学べること
- カリスマ講師による英文法の講義
- TOEICの各Partごとの攻略ポイント
- TOEIC形式の模試
- TOEIC頻出の単語
こちらは社内でTOEICスコアを求められている人が使うイメージで、だいたいTOEIC500点くらいあれば理解できる内容になっています。
中には短期間で250点くらいアップするユーザーも出ているくらいなので、TOEIC対策をするなら知らないともったいないですね。
やっぱりアプリを使うと練習が捗るから、下手に従来の勉強をするよりも成長速度が違うんですよね。
例えば、音声ファイルを用意して、聞き取った英語をタイピングするディクテーションや会話文を追いかけて発音するシャドーイングなんて何回も繰り返すのが面倒じゃないですか?
でも、アプリなら1タップするだけなので繰り返しの練習も苦になりません。
間違った発音で覚えることも減るでしょうし、メリットしかないです。
ビジネス英語コース
TOEIC対策コースでやることはもちろんビジネス用ですが、TOEICでいかにスコアをとるかがポイントになっていてどちらかというと受験英語に近いですね。
一方で、こちらのコースは特定のシーンで瞬間的に発話できるようになることを目指すのでもう少し、実践的な練習をします。
ビジネス英語コースで学べること
- 長めの会話を理解できるようになる
- ビジネス用の単語・イディオム
- ビジネスシーンで使うフレーズの解説(ニュアンスなど)
- 瞬間的な発話プラクティス(とっさに適切なフレーズを言えるようになる練習)
「こんな時どんな表現を使えばいいのか?」みたいなキーフレーズを習って、トレーニングをして定着させるイメージです。
そう聞くと普通はつまらない印象を持つかもしれませんが、意外と飽きません。
と言うのは、下町ロケットの脚本家が監修しているため、ストーリー展開がドラマチックに進むからです。
リアルに仕事上で起こりそうなシーンの連続なので没入できますし「あ、これは絶対覚えたほうがいいな」となりやすいんです。
ビジネス英語コースのレベルは1〜4まであり、TOEICのスコアを基準にとるべきコースが分かれています。
- レベル1:海外出張編
- レベル2:PC事業部の危機編
- レベル3:新商品開発編
- レベル4:グローバル進出編
各レベル200話まであります。
TOEICの点数が足りていない人は先にTOEICコースをやるといいかも
TOEICコースはいかにTOEICスコアを伸ばすかに特化しているので、TOEICに興味がない方はビジネス英語コースを選ぼうと思うかもしれません。
ただ、ちょっと注意したほうがいいです。
というのは、ビジネス英語コースは文法や単語の説明はしていません。
つまり、ビジネス英語以前の基礎力が欠けていると伸びない可能性が高いということ。最低限TOEIC400点レベルは必要です。
個人的にはビジネス英語をやるなら、TOEICで800点以上とれるようになってからはじめたほうがいいと思います。
ちなみに会話理解クイズというのがあるんですが、そもそも質問文が英語なので正確に読めないかもしれません。
例えば、レベル1の最初の問題は制限時間内に以下の3つの質問文を読んで回答できることが前提になっています(制限時間30秒)。
What is Jason doing to Daisuke?
A:Offering a seat
B:Showing a computer
C:Asking to go home
D:Introducing himself
Where is Daisuke from?
A:Palo Alto
B:Tokyo
C:London
D:Osaka
Who is Daisuke introducing to Jason?
A:Mao
B:Daisuke’s colleague
C:Daisuke’s boss
D:Daisuke’s brothers
最初は簡単だからフィーリングでついていけても、徐々にわからないことが増えてくると脱落してしまいますよね。
残念ながら、スタディサプリでは学べないビジネス英語
マイナスな点もお伝えしておきます。
ライティング対策はできない
書くスキルをあげるためのトレーニングがありません。
「英語は必要だけどメールのやりとりが中心」という人が使って効果があるかと言われるとちょっと怪しいです。
専門的な内容もない
英語で医学を学びたいとか、経営を学ぶいう目的にはまったく向いていません。
あくまでも一般的なビジネスマンが学ぶレベルです。
ビジネスで英語を使う時って業界のことをわかっている人同士が会話するので、多分、難しくないんですよね。
そう考えると、専門的な内容を学ぶアプリが出る可能性は限りなくゼロに近いかもしれません。
実践練習はできない
「話す練習はオンライン英会話サービスを使ってください。」みたいな作りになっています。
具体的にはスタディサプリが「QQ English」というオンライン英会話と提携しています。
アプリだけやってればOKというわけではありませんので注意しましょう。
最後に
スタディサプリが勉強用のスマホアプリだというのはかなり認知されています。
神アプリとかいわれているのを広告とかで見ますよね。
でも、あまりよく知らない人からしたら
- 予備校みたいな感じなのかな?
- 有名な先生の解説を見てる感じなんでしょ?
- 大人になってアプリで勉強なんてできないよ
くらいの認識だったかもしれません。
これはかなりの誤解です。
十分に実力が上がる作りになっているので見逃すのは損ですよ。
英語学習と言っても目指すゴールによってやるべき内容は変わりますが、職場でビジネス英語が必要なら無料体験で判断することをオススメします。
まずは7日間体験しましょう。